足が長く、跳躍力に優れた大型のカエル。
かつてはどこの田んぼでも普通に見られるカエルだったが、最近は数が激減して、平地の田んぼではあまり見られなくなってしまった。
稲作環境の変化、効率化により、本種が生息できる環境が減少しているのが要因で、またダルマガエルとの交雑も見られるようになってしまった。
現在、環境省のレッドリストでは「準絶滅危惧種」に指定されている。
国内のカエルでは唯一、オスとメスで外見が違うカエルで、オスは緑色の模様が入るが、メスは灰褐色。
オスは繁殖期になると体色が金色に変化する。
トノサマガエルによく似た種類で、トウキョウダルマガエル、ナゴヤダルマガエルがいる。
分類
アカガエル科 トノサマガエル属形態
5~8cm分布
本州(関東地方の一部を除く)、四国、九州 ※北海道には人為移入