国内に広く分布するが、こちらも生息環境の減少から急激に数を減らしてきたカエル。
その最大の要因として、繁殖期が1~2月というのがある。各地にあった池も減り、田んぼも乾田化が一般的となった現在では、ニホンアカガエルが産卵できる場所が極端に減ってしまった。
天敵に襲われる心配のない真冬に繁殖するという本種の戦略が、思わぬ形で裏目に出てしまっている。
一部の地域では絶滅危惧種になっており、ニホンアカガエルの保護活動を行っている団体もある。
ヤマアカガエル、タゴガエルとよく似ているが、目から後ろに伸びる背側線がまっすぐになっているのが本種の特徴。
鳴嚢が無いため、繁殖期でもほとんど鳴き声を聞くことはできない。
分類
アカガエル科 アカガエル属形態
4~6cm分布
本州、四国、九州